派遣で働く理由
① 働く時間や時間帯を選びたいニーズ高い
（一社）日本人材派遣協会が、「現在、派遣で働いている」3493人にインターネット調査をしたところ、派遣で働く理由として一番多い理由について、各年代から次の回答結果が得られたと公開しています。
- 30歳未満：働く時期や期間を選べるため／やりたい職種や業務内容を選べるため
- 30代：働く時間や時間帯を選べるため
- 40代、50代：働く時間や時間帯を選べるため
- 60歳以上：これまでの就業経験を活かせるため
30歳未満の場合、自分のやりたい仕事に就く、やりたい仕事に就くために期間を決めてお金を貯める、経験を積む、などのニーズが高いことがうかがえます。
一方、30～50代は「働く時間や時間帯を選べる」を一番多く上げていますが、30代以降に入ると、「結婚」「出産」「育児」「介護」などのライフイベントを迎える人が多くなります。
仕事以外に求められる役割が増えることから、働く時間・時間帯を選べることを優先することが考えられます。
② 60歳以上での就業意識の変化
60歳以上になると、ある程度ライフイベントが落ち着いてきます（但し、老々介護問題は今後も顕著になると考えられます）。
この年代では、「これまでの就業経験を活かせる」を選ぶ人が多くなっていますが、50代以下よりも60歳以上は相対的に就業機会が減る傾向があります。
そのため、「即戦力として活躍できないと採用されない」という意識があることが考えられます。
また「これまでの経験を社会に還元したい」という意識や、純粋にやり慣れた仕事をやりたいという希望から、就業経験を活かせるものを希望することが考えられます。
③ 中高年の女性比率が非常に高い 派遣就業者
なお、今回の調査に回答をした人の91.2％は女性。40～50代は69.8％を占めています。
40～50代では「働く時間や時間帯を選べるため」を選ぶ人が一番多くなっていますが、この年代の女性にとって、それだけ派遣で働くことがこのニーズを満たしやすい働き方であることが、このデータからもうかがえます。
詳しくは、こちらをご覧ください。